弓矢を使って葵祭の沿道を清める魔除けの神事。 歩射神事は、三日に同神社で行われる馬上の流鏑馬に対して、地上で矢を射ることに由来しており、平安時代 に宮中で行われていた「射礼(じゃらい)の儀」が始まりと伝えられている。 射手が弓を鳴らす「蟇目式(ひきめしき)」で四方の邪気を祓い、鏑矢を楼門の 屋根を越えて飛ばす「屋越式(やごししき)」、大きな的を射る「大的式(おおまとしき)」、連続で矢を射る「百々手式(ももてしき)」がそれぞれ行われ る。また、この四式をもって「鳴玄蟇目神事(めいげんひきめしんじ)」と呼ばれ、賀茂祭(葵祭)の安全祈願とされている。
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