2012年2月23日木曜日

だだおし

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120214/trd12021420290010-n1.htm
春を呼ぶ火祭り「だだおし」開催  奈良・長谷寺 - MSN産経ニュース via kwout


2月8日から7日間行われる法要「修二会(しゅにえ)」の締めくくりとして、2月14日に「だだおし」の儀式が行われます。なお、正式には追難会(ついな え)と呼ばれ、古くは1月1日から7日間、人々の罪・穢れを仏前で懺悔し身も心も清らかになって新年を迎える「修正会(しゅしょうえ)」に続いて、旧正月 14日午後6時頃行われていましたが、近頃は、文化財の保護・防火や遠方からの参詣者の利便等を考慮し、午後4時頃より行われます。



また、「だだおし」の「だだ」とは、閻魔大王(えんまだいおう)の持ち物で、悪人の罪を罰し穢れを祓う杖という説、厄病神を駆逐する「難押し(だお し)」から来たという説、「閻浮壇金宝印(えんぶだごんほういん)」あるいは「壇だ印}を人々の額に押す「壇だ押し」から来たという説、「だだだ・・・」 と鬼を追い出す所作から来たという説など、諸説があり定かではありませんが、寺伝によると、長谷寺開山徳道上人(とくどうしょうにん)さまが、717年 (養老2年)病で仮死状態になって一時ほど冥土へ行き、夢うつつでいると、閻魔大王が「お前はまだ死んではならぬ、早く立ち返って西国三十三カ所観音霊場 を開基せよ」と云われ、その時にいただいた閻浮壇金(えんぶだごん)の黄金印(壇ダ印)を「修二会」結願の日に、諸仏諸菩薩を始め、参詣している善男善女 の額に押し当て「悪魔退散」「無病息災」の加持祈祷をしました。その時、長谷寺の乾(西北)の方、白山に棲んでいた悪鬼が、暮れ六つの鐘と法螺貝の音を聞 いて出没し、里人達を困らせたので、この鬼を修二会の法力で追っ払いました。

それ以降、宝印による加持と鬼払いは、閻魔大王によって保証された宝印の力と、十一面観世音菩薩に懺悔することによって与えられる法力によって悪魔が鎮 められるという信仰から「だだおし」の法要として、千年の昔から今日まで伝えられ、毎年多くの参詣があります。



http://urano.org/kankou/topics/hasedera/index.html

長谷寺では今日2月14日に限って『牛玉符(ごおうふ)』を授与している。

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