壬生狂言 壬生寺 (みぶでら) 壬生狂言を正しくは「壬生大念佛狂言」と言い「壬生さんのカンデンデン」という愛称と共に、古来から京の庶民大衆に親しまれてきました。この壬生狂言は今から700年前の鎌倉時代、壬生寺を大いに興隆した円覚上人(1223~1311)が始めたものです。近世に入ると庶民大衆の娯楽としても発展し、本来の宗教劇のみならず、 能 や物語などから色々と新しく取材され、曲目やその数も変遷して現在上演されるものは、30曲であります。しかし、一般の能狂言とは異なり、かね・太鼓・笛の囃子に合わせ、すべての演者が仮面をつけ、一切「せりふ」を用いず無言で演じられる壬生狂言の形は変わらず、娯楽的な演目の中にも勧善懲悪、因果応報の理を教える宗教劇としての性格を今日まで残しています。
壬生寺HPより
http://www.mibudera.com/kyougen.htm
演目
1 愛宕詣り 16 道 成 寺
2 安達が原 17 ぬ え(鵺)
3 大 江 山 18 橋 弁 慶
4 大 原 女 19 花 折
5 桶 取 20 花 盗 人
6 餓鬼角力 21 舟 弁 慶
7 蟹 殿 22 炮烙 割り
8 熊 坂 23 堀川 御所
9 賽の河原 24 本 能 寺
10 酒蔵 金蔵 25 棒 振
11 節 分 26 紅 葉 狩
12 大仏供養 27 山端とろろ
13 大 黒 狩 28 湯 立
14 玉 藻 前 29 夜討 曽我
15 土 蜘 蛛 30 羅 生 門
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